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時は,過去,現在,未来へとずーと繋がっている。時の変化は,何気なく過ぎ去っていく。時は確実に流れている!
4月7日から呉市立美術館で始まった『歌川広重 二つの東海道五拾三次』展,5月20日が最終日だった。まだまだ日にちがあると思っているうちに最終日になって,慌てて見に行った。5月20日(日)天気も良かったので,往復ウォーキングで見に行っていった。
美術館入口1 美術館入口

ポスター
歌川広重(1797~1858)は天保3年(1832)の夏,幕府の八朔御馬献上の行列に従って京へ上り,歩き道中の様子を写生したそうだ。同年に画号を一立斎と改め,新たな名所絵を模索していた広重は,その翌年から大判錦絵「東海道五拾三次」の出版を開始。初め保永堂と遷鶴堂から共同出版され,後に保永堂の単独出版となって発表された本作は,庶民の旅行が盛んであった当時に大変な人気を博した。天保5年(1834),東海道の53ケ所の宿場町に日本橋と京都を加えた全55図の出版が完結。保永堂版「東海道五拾三次」で名所絵師として確固たる地位を築いた広重は,生涯で20種類以上の東海道をモチーフにしたシリーズを制作。本展では,保永堂版と丸清版を同時に展示し,2つの異なる構図で表現された東海道を巡る。また,大正時代に撮影された宿場町の様子も併せて展示されていた。
保永堂版 日本橋「朝之景」
保永堂版 「日本橋」
保永堂版 戸塚(元町別道)
保永堂版 戸塚「元町別道」
保永堂版 箱根「湖水図」東海道中最大の難所である箱姉の険しい岩山を茶,木,青など沢山の色を用いて雄大に描いている。細い道には左に芦ノ湖と山の向こうに富士山が見える。丸清版 「箱根」は,籠に乗った人やその従者たちがたいまつの灯りを頼りに夜明け前の箱根峠を越えていく様子が描かれている。
保永堂版 箱根 「湖水図」 丸清版 「箱根」
保永堂版 蒲原「夜之雪」,丸清版 蒲原
保永堂版 「蒲原」 丸清版 「蒲原」
保永堂版 鞠子「名物茶店」,丸清版 鞠子」
保永堂版 鞠子 「名物茶店」 丸清版 鞠子
保永堂版 嶋田「大井川駿岸」,丸清版 嶋田
保永堂版 嶋田 丸清版 嶋田
保永堂版 日阪「佐夜ノ中山」,丸清版 日阪
保永堂版 日阪「小夜ノ中山」 丸清版 「日阪」
保永堂版 四日市「三重川」,丸清版 四日市
保永堂版 四日市 「三重川」 丸清版 「四日市」 
保永堂版 庄野「白雨」,丸清版 庄野
保永堂版 「庄野」 丸清版 「庄野」
保永堂版 京師「三条大橋」,丸清版 京
保永堂版 京師「三条大橋」 丸清版 「京」
会場には,絵師,彫り師,摺師が分業で,何度も重ねて,精密な版画に仕上げているプロセスも展示されていた。現在のように,デジカメやスマホもない時代に,歩きながら,写生して道中の風景や人々の様子を再現して,すごいなと思った。モネやゴッホなどにも多大な影響を与えているのも,納得できる。江戸から京都までの「五拾三次」だが,さらには大阪まで延長して,五拾七次になっているそうで,大阪の枚方市を訪れた時に当地で知った。江戸時代頃から,庶民も,物見遊山の旅行を楽しむようになったらしいことも分かった。最も,今みたいに便利で世界の国々を旅行するようにはいかないけど・・・。
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【2018/05/29 22:41】 | 芸術鑑賞
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yasumama
お忙しい日々を お過ごしになられて キチンと整理されて いいですね~。
私など 1枚2組の絵をみて 隣の目をやれば もう 忘れてそんなのも あったな~ってv-355
それでも 少しは知りたいな~と ネットを見ていたら広重の絵・水や空の美しい青は多いにヨーロッパの人を惹きつけ「ヒロシゲブルー」と 呼ばれたそうで・・・あ、そうだ と 思いました。
美しい 青い空を描いてらっしゃるK・Nさん・・・ひらめきました。素晴らしい。v-354

yasumamaさんへ
K.N
歌川広重の『東海道五拾三次』,今までにも見た版画もありましたが,何度見ても良いですね。v-315勿論,元絵も良いですが,彫師,摺師と3者のコレボレーションで,素晴らしい版画が出来ているのですね。版画だと,何枚も擦れるので,広範囲に普及しますね。東京,京都,大阪などは,地縁があるので,何となく親しみが湧きました。品川に住んでいた時,買い物の時,当時の品川宿の木造3階建ての建物を壊していましたが,いまだに記憶に残っています。「広重ブルー」というのがあるのですか。私もブルーは好きな色です。v-348フェルメールの真珠の首飾りの少女も有名です。青色は,他の色と比べて高価だったそうですよ。今日は,朝早くから,お疲れさまでした。v-410

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