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時は,過去,現在,未来へとずーと繋がっている。時の変化は,何気なく過ぎ去っていく。時は確実に流れている!
1月28日(土)太極拳講座が終わり,友だちと一緒に『再興 第101回院展』を見に,JRで広島駅に行った。院展は,福屋八丁堀本店と福屋広島駅前店の2カ所で開催されている。日本美術院同人の31点を中心に,故松尾敏男前理事長の特別出品2点を含む計88点を両会場に分けて展示されていた。福屋広島駅前店から見る事にし,まずは,昼食を食べることにした。これに,オニオンスープが付いていて,1,080円(税込)だったので,それなりのお味だった。
ステーキランチ
福屋広島駅前店の会場
山本浩之「道化」日本美術院賞(大観賞)無審査時空の内に漂う,生命の有り様を描こうと試みられたとのこと。新聞記事から掲載したので活字が透けて見える。
山本浩之「道化」
後藤純男「夕秋大和」 
後藤純男「夕秋大和」
後藤純男昨年86歳で亡くなられた。私は,後藤純男が描いている絵にいつも良いなあと感動していた。お寺の秋・冬景色などすごく良かった。大和路のお寺の紅葉が夕焼けと一緒になってすごく臨場感がある。
入賞・入選された素晴らしい絵が沢山展示されていたが,写真NGなので,画集か,ネットで紹介されているので参照。(サイト:http://nihonbijutsuin.or.jp/)
次は,市電に乗って,★福屋八丁堀本店の会場へ。こちらは,広島ゆかりの画家の作品が多かった。
田渕俊夫「飛鳥川心象 春萌ゆ」
田渕俊夫「飛鳥川心象 春萌ゆ」
奈良県明日香地方を流れる飛鳥川は,日本で最も歴史のある川の一つ。古代国家の激しい興亡を見つめ,また,万葉人に愛でられてきた川だが,今ではその面影を残さず,静かな田園の中をゆったりと流れている。 今年もまた若葉の萠え出づる春を迎えた。
宮廻正明「閑心遠目」
宮廻正明「閑心遠目」
ベトナムの紅河流域では,紅に染まった独特な文化が河の中に溶け出している。夕陽を包み込むように無心に網を投げると,自然からの恩恵が返ってくる。心を閑かにし,心を遠くへ跳ばす事だけに集中する。目先の事柄には捉われず,真正面に夕陽と宇宙を朦朧と眺め,閑かに雲のように網を漂わせる。この様な気持ちになれたなら,西方浄土に行っても良いような気がするとのこと。
西田俊英「コロポックルの月」
西田俊英「コロポックルの月」
コロポックル(アイヌ語で蕗の下の神様の意味) 幼い頃,コロポックルの本を読んだ記憶があるそうで,あれから何十年も経て,開拓時代は4メートルにも育つものがあったともいう巨大なラワン蕗の群生と出会った。 足寄の川沿いの大小様々な蕗を取材し,月夜に兎へと姿を変え,月を愛で,遊び,微睡む,幸せなコロポックル達の世界を想像し描いた。
高橋天山「紫上」
高橋天山「紫上」
院展全作品集の表紙絵になっている。「紫上」
今井珠泉「風簫」
今井珠泉「風簫」
“樹木が年間の大部分を強風に晒され,真直ぐに伸びることが出来ずに,それでも逞しく生きている。それを土地の人は風衝樹と呼ぶ”という話を初めて聞いた。北海道稚内の日本海側と決め取材。宿の主人が車を出してくれ,市内から日本海側を南下。厳しい自然の中,風衝樹を写生することが出来たそうだ。
倉島重友「微風」
倉島重友「微風」
ミモザを初めて見たのは花屋の店先。なんて可愛い花。いつか庭に植えたいと思っていた。 庭の真ん中の,時々鳥が巣をかけて雛を育てていた沙羅の木が枯れてしまった時,ミモザを思い出し植えた。 少し大きくなった頃,吹き荒れた台風で斜めに傾いてしまったが,幹に紐をかけて引っ張り,長い時間をかけて元に戻した。 今では大きくなり,鳥たちの為に木陰を作っている。柔らかな色彩と細やかな筆で,人の心と自然が溶け合うような情景を描き続けている。
小田野尚之「雪の朝」
小田野尚之「雪の朝」
岡山駅に隣接するディーゼルカーの車両基地。やや遠く高い位置からの構図は,新幹線の車窓からのまなざし。日本武術院同人で尾道市立大教授,自宅がある横浜への帰路,見慣れた景色の雪化粧に心を奪われた。線路にうっすらと降り積もった雪は,土台の枕木や砂利を覆い隠し,レールの部分だけが際立つ光景を作り出した。
北田克己「行く水」
北田克己「行く水」
季節は巡る。冬から春へ,花冠の彩りと見事な散り際に心を動かされる。また,この季節を迎えられた。けれど,今年の春は去年と同じではない。時は過ぎてゆき,花を見つめる自分自身も変わってゆく。せせらぎが聞こえてきそうだ。月や花々を映し,きらめく水面は,ぬるむ春の空気を伝える。
井手康人「無常」
井手康人「無常」
時空の内に漂う,生命の有り様を描こうと試みた。
中村譲「竪坑」
中村譲「竪坑」
数ある公募展の中で,「院展へ出す」と決めたのは高校生の時だった。平山郁夫の講演を聴き,シルクロードに取材する活動や創作の姿勢に感銘を受けた。東京芸大に進み,大学院時代に何度か挑戦するが,初入選は30歳。地道に画境を深め,国内外の街並みを滋味深いタッチで表現してきた。この度,藁谷稔と共に,同人に推挙された。
前田力「憂いの街」日本美術院賞(大観賞)
前田力「憂いの街」
呉の製鉄所は,夕焼けに黒々と大きく聳え,壮大な熱量を生み出していた。一見すると戦艦の艦橋のようだったが,とても哀しげに見えた。街中をゆったりと力強く走る路面電車もまた,広島の人々を象徴するような存在であるように感じる。この2つを結びつけ作品を描きたいと思った。
松本香菜子「野に想う」
松本香菜子「野に想う」
毎日見ている自宅の側の空き地。折々に違う表情を見せる野山に心引かれ,流れゆく季節を画面に閉じ込めた。
藁谷実「廻廊」
藁谷実「廻廊」
1981年東京芸大大学院在籍中,初入選。以来,院展を舞台に画業を重ねてきた。「こびずにめげずに自分の絵を貫き通してきた。異国を歩き,人の手による建造物が自然の力で変化するさまやそこにある想念の世界を描き続けている。1994年広島市立大に開学と同時に着任,後進の育成に努めている。
王培「久遠」いつも,可愛い子どもたちを優しいタッチで描かれている。
王培「久遠」
故松尾敏男前理事長の特別出品2点の内1点
松尾敏男「月輝く古都」
会場の外には,小中高生が日本画に挑戦した作品も展示されていました。
『日本画を描こう』展示2 『日本画を描こう』展示1
2会場を梯子して,大作の絵を見て,かなり疲れたので,パーラーでレモネイドを飲んだ。可愛く,ハート型のレモンの薄切りが入っていた。レモンの爽やかさが効いてすっきりした。
レモネード
帰りは,クレアライン(高速バス)に乗って,呉まで帰り,歩いて家まで帰った。歩数は8.330歩だった。最近,余り歩いていなかったので,久し振りに歩いて,気持ち良かった。
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【2017/01/30 14:19】 | 芸術鑑賞
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yasumama
なぜか 今回は興味深く 拝見させていただきました。
大作ばっかりでしたね~。初めて 思いました。
この作品を お描きになる・・・どんな 想いを込めて お描きになったのか。
こんな事 考えるのは 大変 失礼とは 想いながら いろいろ 眺めさせていただきました。

なにより 4人そろって 楽しいひと時を過ごさせていただき ありがとうございます。
良い仲間に恵まれて 嬉しいです。
私が・・ボケ ちゃあ いけない・ですね~。v-395

yasumamaさんへ
K.N
v-354院展は,長い歴史があり,日本画の最高峰の画展です。大作品の中に,色んな想いを表現して,深遠な奥行きを感じます。何度か,院展にいきましたが,見ていると,描かれた画家の絵はすぐ分かるようになりました。同じようなテーマの絵をずーと継続して描かれる画家も多いです。ネットで作品が紹介されていますが,やはり,実物を目の当たりにすると,感動しますね。2月は,野村萬斎の狂言やミュシャ展に行きましょう。呉の場合,4人揃わないので,何だか淋しいですね。家にばかりいると,心も頭も体も活性化しません。誘い合わせて,あちこち行きましょう。v-410

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