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時は,過去,現在,未来へとずーと繋がっている。時の変化は,何気なく過ぎ去っていく。時は確実に流れている!
4月13日(土)は,呉市文化ホール友の会の会員対象の「松竹大歌舞伎」のチケット発売日だったので,朝7:00から並んだ。雨天にも関わらず,すでに沢山の人の列ができていた。確か8:30~受付で,文化ホールの中に入り,さらに椅子にかけて順番を待った。こちらだけでなく,別室でも沢山の人が順番を待っていた。1人が何枚も買われるのもあって,みるみる内に,モニターに映し出された座席表が埋まって行った。それで10:00過ぎにやっとチケットを買うことができた。後日,買いに行った人の話によると,すぐに売り切れだったそうだ。
チケット販売
6月22日(日)松竹大歌舞伎の演目は,「太閤三番叟」,「襲名披露 口上」,「一本刀土俵入」だった。
1番目太閤三番叟」は,能の『翁』をもとに,歌舞伎では躍動的な動きを見せる三番叟を中心に据えて「三番叟もの」の舞踊が作られたそうだ。『太閤三番叟』は「猿之助四十八撰」の1つで,その名のとおり太閤秀吉が大坂城の落成を祝って,三番叟の踊りを見せる作品で,1981年3代目市川猿之助によって初演された。正室の北政所が「翁」を,側室の淀の方が「千歳」を厳かに舞う。
三番叟
北政所 淀の方
金の剣先烏帽子を付けた秀吉の三番叟が賑やかに舞い始める。そこへ柴田勝家の残党が秀吉の命を奪おうと襲いかかるのだが・・・。今回,市川右近が体調不良のため,市川笑三郎が代役を務めていた。
太閤三番叟
2番目「4代目市川猿之助,9代目市川中車襲名披露 口上」。2012年2代目市川亀治郎が4代目市川猿之助の名を,香川照之が9代目市川中車の名を襲名した。この度は,猿之助,中車が幹部俳優と共に,襲名披露の挨拶を行った。写真は,襲名記者会見と4月29日渋谷で行われた「お練り」。
襲名記者会見

お練り
襲名披露
3番目「一本刀土俵入」は,水戸街道の宿場,取手の裏通りにある茶屋旅籠の安孫子屋の店先に,よろよろとふらつく足で通りかかった,汚い単衣を着た駒形茂兵衛(市川中車)。力士になりたくて親方に弟子入りしたが,見込がないと旅興行の先で追い払われ,江戸へ帰る途中だった。何も食べていないという茂兵衛に,安孫子屋で酌婦をしているお蔦(市川猿之助)は,立派な関取になる見込はあるのかとたずねる。 
一本刀土俵入2 駒形茂兵衛
「何としてもがんばって立派な関取になり,故郷のおっ母さんの墓の前で,横綱の土俵入りを見せたい」という茂兵衛の話を聞いたお蔦は,立派な関取になるようにと茂兵衛にかんざし・櫛と金を恵んでやる。これに感謝する茂兵衛は,いつかお蔦に横綱の土俵入りを見て貰いたいと約束する。茂兵衛は,お蔦の情に感謝しながら立ち去っていく。
お蔦 茂兵衛 
途中,渡し舟で川を渡る。船頭や舟大工とのやり取り。
一本刀土俵入3 清大工 
10年後のある春の日。旅人風の男が安孫子屋のお蔦の消息をたずね歩いていた。その男こそ,横綱になる夢破れ今は博徒となった茂兵衛だった。取手に現れ,お蔦を捜すが,誰もお蔦の居所を知らないので行きかけようとすると,この辺りの博徒の親分波一里儀十と子分たちがイカサマ師を追ってやってくる。一行が去った後でやってきたのは,そのイカサマで追われている辰三郎。実は,この辰三郎,お蔦の生き別れになっている夫だった。
一方,お蔦は取手の宿から少し離れたところで,娘とふたり細々と暮らしていた。そこに儀十たちが踏み込んでくる。辰三郎がいないと見てとると,張り番を残して引き上げた。お蔦は、辰三郎が生きていると知って喜ぶ。やがて辰三郎が帰ってくる。
一本刀土俵入1 お蔦一家
感激の再会もそこそこに,逃げようとして追いつめられ,絶体絶命のところに来たのは,やっとお蔦の居所を探しあてた茂兵衛。お蔦は茂兵衛を覚えていなかったが,「恩返しの真似がしたい」と金包みを渡し,ここは自分に任せろと言う。頼もしい茂兵衛の様子に,お蔦も昔のことを思い出した。お蔦一家を逃がした茂兵衛は,儀十一味をぶちのめしたあと,「これが十年前に櫛,かんざし,巾着ぐるみ意見をもらった姐さんにせめて見てもらう駒形の,しがねぇ姿の横綱の土俵入りでござんす」とひとり口にするのだった。
博徒の親分で,最後に茂兵衛と相撲を取って勝負をつける波一里儀十と任侠道一途の若者・堀下根吉。
波一里儀十 堀下根吉
歌舞伎の舞台の幕は,縦じまの幕だが,今回,福山雅治からプレゼントされたという幕も架っていた。
幕 舞台の幕
今回の松竹大歌舞伎は,大入りで,2階席まで満席だった。当日の歌舞伎の解説書も10分位で売り切れたそうで,一緒に行った友だちは,特別に頼んで送って貰ったとのこと。私は買えなかったので,友だちから貸して貰って読ませて貰った。
歌舞伎解説書
イヤホンガイド(700円)も借りて観劇したが,解説書を読むことによって,さらに歌舞伎の奥深さが分かった感じがした。東京や京都の歌舞伎座まで行くのは大変だが,地元で手軽に歌舞伎が楽しめるので毎年楽しみに行っている。来年は,どんな歌舞伎が来るかな。
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【2014/06/29 11:05】 | 観劇
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素晴らしい舞台でしたのですね。
yasumama
今年は猿之助さん・中車さん 等々、話題をよんだ方々の襲名披露もかねて 盛況だったのでしょうね~。一本刀土俵入りは いろんな事で お馴染の演目ですが 中車さんの茂兵衛はピッタリの感じがいたしますね。猿之助さんのお蔦も素敵でしたでしょう。v-221こんなにならんでたのですね~。別室までとは 皆さんの期待度 満点だったのでしょうね。我が市でこのように熱狂する事があるなんて 流石です。v-238
市民の心が一つになったって気がします。ここに ひねくれ者が1名いたのは 残念でしたけど・・・ちょっと あの時点では その気になれませんでした。v-393舞台装置も2階があったのね。 今回は凝っていたのかしら。役者さんお筋力って 素晴らしいですね。
いかがですか。42式 ばっちりでしょうね~。私は情けなくも??です。

yasumamaさんへ
K.N
e-386市川猿之助・中車さんの若くて,TVなどでもお目にかかる方たちの襲名披露だったので,観客も多く,大入りでした。「一本刀土俵入」,以前,見られたことがおありなのですね。色んな方が演じられていますが,すごく良かったです。チケット販売の時から,大変でしたから。yasumamaさんが来れなかったのが残念でした。B列で花道のすぐ側の所でしたので,良く見れました。舞台装置は,そんなに凝ったものではなかったのですが,フレッシュコンビで澤潟屋も若き後継者が活躍され頼もしいなと思いました。v-425歌舞伎の世界に新しい風を吹き込まれることでしょう。来年は,みんなで行きましょうね。v-38842式,最近習った所がなかなか覚えられません。v-276昨日,「アナと雪の女王」を見に行きました。迫力があり,美しい物語でした。

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