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時は,過去,現在,未来へとずーと繋がっている。時の変化は,何気なく過ぎ去っていく。時は確実に流れている!
11月21日(水)チケットを頂いていた「南薫造と教え子たち」展を見に行った。呉市制110周年・呉市立美術館30周年記念として,地元の画家・南薫造に焦点をあて,個性豊かな教え子たちの作品が展示されていた。南薫造(1883-1950)は,広島県呉市安浦町出身の画家で,東京美術学校西洋画科出身。1907年〜1910年にかけて,イギリス留学。文展・帝展・新文展・日展で活躍し,1932年~1943年にかけて東京美術学校の教授を務めた。油画家,水彩画家として知られているが,版画の制作にも携わっていたそうだ。晩年は郷里の安浦町で暮らし,瀬戸内海を描き続けた。
ポスター  呉市立美術館
以前,何度か安浦町にある南薫造の生家を訪れた事がある。生家は,江戸時代後期の建築と推定され,現在は,安浦歴史民俗資料館(南薫造記念館)となっている。南薫造の作品だけでなく,使用した画材,愛用の品々なども展示されている。今回の美術館の展示も,絵を描いた机・絵具なども展示されていた。
南薫造記念館
南薫造の「庭」,「うしろむき」,チケットになっている「秋草」。油彩・水彩合わせて,47作品が展示されていた。
南薫造  南薫造「うしろむき」
南薫造「秋草」
荻太郎(1915-009)愛知県出身で東京美術学校卒。1938年より新制作派協会展に出品,1947年会員となる。カーネギー国際展,ピッツバーグ国際展などにも出品。1988年小山敬三賞,2002年中村彝賞。人物像を中心に具象絵画を追求した。人間の生と死を重厚な造形で表現し,新制作協会を中心に活躍。「宇宙からのメッセージ(オモチャの集い)」,「レクイエム」
荻太郎  荻太郎「レクイエム」
渡辺武夫(1916-2003)東京都出身で東京美術学校卒。1938年新文展に初入選,1941年「老図書館長Tさんの像」が特選。1944年光風会会員となる。1974年日展で「カアニュ好日」が内閣総理大臣賞。1985年「シャンパァニュの丘」で芸術院賞,1988年芸術院会員。卓越した描写力で風景,人物に繊細な趣の作品で,穏やかで詩情あふれる風景画を日展,光風会に発表。
「水辺初夏」,「老図書館長Tさんの像」,「木立ちのある水辺」
渡辺武夫  渡辺武夫「老図書館長Tさんの像」  
渡辺武夫「木立ちのある水辺」
野見山暁治(1920-)福岡県出身で,1943年東京美術学校洋画科卒。直ちに応召,満州で発病し入院。1946年第2回西部美術展覧会で福岡県知事賞,1952年滞仏,1956年サロン・ドートンヌ会員,1958年安井賞受賞,1964年帰国。1968年東京芸術大学助教授,のち教授。1978年『四百字のデッサン』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞,1981年芸大辞職。1992年芸術選奨文部大臣賞,1994年福岡県文化賞,1996年毎日芸術賞受賞,2000年文化功労者に選ばれる。戦没画学生の遺作を集めた『無言館』の創設にも関わり,みずみずしい色彩と奔放な筆致で独自の画風を確立。
「樹氷」,「廃坑」
野見山暁治  野見山暁治「廃坑」
新延輝雄(1922-2012)広島市出身で,1943年 東京美術学校油画科卒。 1948年日展初入選,1964年日展特選。1980年日展会員,日洋展常任委員,1982年油絵50年記念展,1992年日展評議員就任,1997年中国文化賞受賞。
,2012年6月に亡くなられるまで日展参与・日洋会副委員長。光と影が柔らかに溶け合う清澄な風景画を描いている。「大樹のあたり」,「春日影」
新延輝雄  新延輝雄「春日影」
10月の上旬の中国新聞に,「南薫造と教え子たち」展の紹介記事が載っていた。
新聞記事
地元にも,素晴らしい画家がいたんだなと改めて再認識した1日だった。久しく行ってないので,今度,南薫造記念館にも行ってみよう。
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【2012/11/28 11:18】 | イベント
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