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時は,過去,現在,未来へとずーと繋がっている。時の変化は,何気なく過ぎ去っていく。時は確実に流れている!
6月初めの生々会の直島旅行の際に第53回日本伝統工芸中国支部展の案内をフラワーロードさんから頂いていた。6月25日(金)14:00からフラワーロードさんの人形の説明があるというので,その時間に合わせて会場である広島県立美術館県民ギャラリーへ行った。曇天のはっきりしないお天気の中,家から呉駅まで徒歩,呉駅から広島駅までJRに乗り,広島駅から再び徒歩で到着。
葉書看板
会場にはすでに何人かの方がみえていて,フラワーロードさんは勿論のこと,私の知人や従妹も来ていた。入口近くには,染織部門の和服の展示がずらりと展示され,友禅の附け下げ,紬など素晴らしい作品揃いだった。
着物2着物1
中央辺りには,陶芸部門の作品が展示され逸品ばかりで,入選作品数もすごく多かった。その中でも,金重陶陽賞の青備前広口花器(作:鈴木黄弌),日本工芸会賞の備前花器(作:伊勢崎晃一朗)はすごく重厚で色・風合・形とも見事だった。
金重陶陽賞日本工芸会賞
下の左の写真の和服は,NHK広島放送局長賞の友禅訪問着「光彩ーばいかもー」(作:吉田修子),手前は岡山県教育長賞の備前緋襷扁壺(作:伊勢崎創)。右の写真は岡山市長賞の備前花器(作:山本領作)で横長で形がすごく斬新だった。
岡山県教育委員会教育長賞岡山市長賞
漆芸部門では,日本工芸会中国支部長賞の欅造盛器(作:高月国光)で漆の色も木目もすごく美しい。右の写真の左側は岡山放送賞の乾漆蒟醤螺鈿飾箱(作:井上みゆき),右側はテレビせとうち賞の銀胎有線七宝壺「連」(作:赤井恭子)ですごく繊細でお洒落な感じだった。
日本工芸会中国支部長賞

受賞作品
14:00から日本伝統工芸中国支部の審査員(人形部門)であるフラワーロードさんの説明が始まり,みんな周りに集まって説明を熱心に聞いた。それぞれの人形について,制作方法,人形の意図する所など,丁寧に説明された。会場に人形の作者の方もみえて,制作の思いなどを話されていた。
説明3説明2
フラワーロードさんの作品は木彫彩色「富貴花」で,牡丹の花を抱いた女性像,右は奨励賞の木芯桐塑和紙布貼「春風」(作:奥富久枝)で夢見るような眼差しの女性がごく自然な雰囲気で座っている姿。
人形奨励賞
フラワーロードさんは,講評の最後に「人形は,見る人に何か雰囲気を感じさせるものが良いですね。」と,それを具象化する難しさを言われていた。この他にも3点人形の作品があった。日本伝統工芸展は,日本における伝統工芸の「わざ」の継承の場であり,創造性豊かで切磋琢磨された創作活動の中で熟成された素晴らしい作品がさらに発展していく場となっているのだなと思った。フラワーロードさんは,色んな事とに取り組まれ,超多忙な方だけど,これからも益々研鑽を積まれ素晴らしい人形作りに挑戦して下さい。県立美術館から出る頃は梅雨の大雨だった。
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【2010/06/29 21:23】 | 未分類
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No title
フラワーロード
伝統工芸中国支部展の紹介、感想など

丁寧に わかりやすく書いてくださってありがとうございます。

来年は ふくやま美術館での開催になり 次回は再来年になります。

又 コツコツ 何物にも感動しながら作って行きたいと思っています。


No title
K.N
フラワーロードさんへ

どの作品も,本当に長年試行錯誤の上に培われた秀品でした。このような日本の誇るべき「わざ」がこのような人により,守り育てられ熟成されていくのかとあらためて実感しました。非常に緊張感溢れる作品でした。これからも健康に気を付けられ,頑張って下さい。素敵な人形楽しみにしております。

No title
yasumama
多方面にお勉強なさる姿勢に頭がさがります。こうして 美しいものを目にされるのでますます感性がみがかれるのでしょうか。私などとおい世界のお話です~~。

ため息がでます。

感動する心はどこに飛んでったのかしら。

No title
K.N
yasumamaさんへ

色んな所で頑張ってる人と出会い,多くの事を見聞き出来て,私も勉強になってます。働いていた時は,時間が無くて限られたエリアの事しか出来なかったのですが,今は時間も十分あるので,「何でも見てやろう,聞いてやろう」で,あちこちしてます。昔から好奇心は強い方でしたから。色んな事をしている中で,自分に一番合ったものが発見できるのでは・・・。私はこれと言った才能も持ち合わせていないのですが,自分が没頭できて楽しかったら良いかなと思ってます。今日も絵の教室で,今度はご一緒した長崎のグラバー邸の三菱ドックハウスから見下ろした庭を描き始めました。

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